注文住宅をどの会社で建てるのかは非常に大事です。
注文住宅は依頼する住宅会社選びで満足度が9割決まる、とよく言われています。
でも…どうやってハウスメーカーや工務店を決めればいいの?
そう思っていませんか?もう少し具体的に言えば…
やめた方がいいハウスメーカーってどこなんだろう…って悩みますよね!
そこで本記事では建築業界に15年以上も携わっている私が、具体的にやめた方がいいハウスメーカーと営業マンを含めた特徴を解説します。
- やめた方がいいハウスメーカーは?
- ハウスメーカーや工務店(営業マンを含む)特徴は?
- 選ぶべき住宅会社の特徴は?
- 住宅会社選びで失敗しない方法は?
そして、一緒にどのようなハウスメーカーや工務店を選べばいいかというお悩みを解決します。
この記事を読むだけで後悔しない住宅会社を選ぶことができますので最後まで読んでみて下さい。
実際にカタログ請求を行い、比較することで費用が安くなったと答えた人が8割以上もいます。
カタログ請求をしないと損なので、是非一括カタログ請求をおすすめします。
やめた方がいいハウスメーカーはどこ?
やめた方がいいハウスメーカーってどこなの?
よく言われているハウスメーカーを紹介するよ!
あくまでも一般的に言われているハウスメーカーです。また、悪い評判・口コミは、それだけ多くの人が建てた実績があり、安心できる会社とも言えます。あくまでも参考程度にして下さい。
全国的に有名な大手ハウスメーカーばかりですが、その理由を解説していきます。
第1位:ダイワハウス
天井の高い家や外張り断熱の家「XEVOΣ(ジーヴォシグマ)」が評判のダイワハウスは、ハウスメーカートップの売上を誇ります。
ただ、注文住宅よりもマンションや商業施設の設計・施工が多く、戸建住宅では多くのクレームや悪い評判が寄せられています。
- 住み始めて1年も経たないうち不具合が目立ち始め、サポートセンターに連絡してもすぐに対応してくれない
- 明らかな施工ミスでも施主が負担して修繕を求められる
- 契約前も、営業マンが契約を急かす姿勢がある(不信感へ繋がっている)
第2位:積水ハウス
販売戸数が200万戸を超え、戸建住宅としては住宅業界でNo.1を誇っています。
鉄骨住宅が多いですが、「シャーウッド構法」を使った木造住宅の建築も行っています。
しかし、積水ハウスもクレームや悪い評判が目立ちます。
- 営業マンの対応が遅い・悪い点です。
- 修理をお願いしたにもかかわらず、3年経っても直してもらえなかった
- 定期点検の時期になってもお知らせが来ない
- サポートセンターへの連絡が急に有料化したこと(以前は無料)
こういった内容で怒りや不信感を持っている人が多くいます。
第3位:一条工務店
「家は、性能。」というキャッチコピーの一条工務店は、木造軸組工法と2×6工法を主流とした大手ハウスメーカーです。
標準仕様は一条工務店のオリジナル品が多く、オプションをつけなくても性能の高い家に住むことができます。
そのオリジナル製品がちょっと…って意見があるよ!
- 外観デザインがどの家も同じような雰囲気になる(注文住宅なのに周りと一緒)
- オリジナル品が安っぽい・ダサい
- オリジナル製品がフィリピン生産で本当に質が良いのか気になる
こういった内容を疑問視している人が多いです。
第4位:セキスイハイム
積水ハウスと似ていますが、セキスイハイムと積水ハウスは全く全くの別会社です。
セキスイハイムは、工場で住宅を生産するプレハブユニット住宅を生産しています。
セキスイハイムは会社的に…って意見が多いよ!
- 出来上がりが安っぽい
- トラブルが発生した時に対応が悪い
- 担当者がコロコロ変わる点
- 期限を守ってくれない
実際に建てた人の中では、会社の体制そのものに不信感を感じている人もいます。
セキスイハイムは坪単価65〜75万円と決して安くありません。
しかし出来上がりがまるでおもちゃのように感じたり、住んでから10年ほど経って雨漏りが発生するなど住宅自体の性能に疑問を感じている人もいます。
第5位:ヘーベルハウス
重量鉄骨で高い耐久性と耐震性に優れており、性能が高いと評判です。
性能が高い分、坪単価は80万円以上で他のハウスメーカーよりも費用が高いです。
だからクレームや悪い評判は費用に関する内容が多いよ!
- 性能が高いため、予算を大幅に上回った建築費用を提示される
- 自由度が低く、注文住宅なのに理想とは程遠い家がでがっかりした(というクレーム事例あり)
坪単価自体が高額なので、ある程度予算に余裕のある方でなければ、自分の理想通りの家を建築するのは難しいハウスメーカーといえるでしょう。
やめた方がいいハウスメーカーや工務店の特徴は?
やめた方がいいハウスメーカーや工務店ってあるの?
コツはマイナス点を探すことだね!
検討している時はどこのい会社も良く見えてしまいます。
大事なことは、マイナス点を探すことです。
そうすることで、本当に信頼できる会社・担当者が見えてきます。
すぐに予算(お金)の話から入る会社
提案力は家づくりにおいて非常に大事だよ!
提案力って??
具体的に提案力がない場合の例を交えながら解説していきます。
具体的に言えば、要望などのヒアリングの前に予算の話から入る会社は要注意です。
- キッチン近くにパントリーが欲しい
- 玄関土間収納がある家に憧れる
- 1Fにファミリークローゼットが絶対に欲しい
- 洗面所と脱衣所は分けたい
- ランドリールームが欲しい
- テレワークが多いので独立型の書斎が欲しい
- キッチン近くにスタディコーナーが欲しい
- 階段はリビング階段にしたい
- 吹き抜けに化粧梁を付けたい
- 畳コーナーが欲しい
などなど、要望は要望は沢山ありますよね。
こういった要望をもとに、作られていく注文住宅は価格が全然変わってきます。
注文住宅は完成した建売住宅を購入するのとは訳が違います。
開口一番にご予算は?お考えの坪数は?と言ってくる会社は要注意だね!
こちらの要望がどのようなものかを、まず最初に確認してくれる住宅会社が安心できます。
得意なデザイン・プランしか提案しか出来ない
それぞれの住宅会社には、得意とする工法やプランニング、設備があります。
それを勧めてくるのは当然だけど、これじゃなきゃ無理って融通が効かないのはダメだよね!
注文住宅は依頼者に合わせた世界に一つだけのもので、同じものは存在しません。
注文住宅の場合は、分譲の建売住宅のように同じ立地に同じような建物が立ち並ぶものではありません。
その土地の気候や方角など近隣条件を検討した最適な家があります。
一つのことしか提案出来ない会社は避けた方がいいってことだね!
自社の都合を優先する
自社の都合って例えばどんなこと?
自社の都合の例を挙げていくよ!
- 融資の申込時期などの説明もなく勝手に話を進めてくる会社
- 決算などの会社の都合で契約スケジュールを調整(提案)してくる会社
- 引渡しなどこちらの希望ではなく会社の都合で提案してくる会社
そういった会社は必ず施主の気持ちを考えて提案はしてくれません。
しかし、例外もあります。
会社都合にする代わりに値引きをしてくる場合は検討してもOKです。
融資審査を急かされたら要注意
住宅ローンを利用して住宅を購入する場合、銀行などの融資審査は避けては通れません。
しかし、まずはあなたのライフプランを一緒に考えたうえで予算に合わせて設計するのが注文住宅です。
打ち合わせもそこそこに概算見積の段階でで融資審査を勧めてくる会社には注意しましょう。
他社をけなす
他社をけなすって器が小さいよね…
自分の会社を優位に立たせようと思っているんだろうけど…逆効果だよね!
他社をけなす時の話は、半分うそのような表現で大きく話を膨らませているケースが多いです。
でも…どうして他社をけなすのかな?
競合見積を取られることを嫌がり、他社へ契約を取られることを恐れているからです。
優秀な会社は謙虚であり余裕があるため、相手の長所を認めたうえで自社の強みを提案するものです。
技術力が劣る(断熱・気密を明言してない会社)
技術って確かに大事だよね!
特に大事なことは断熱性・気密性だよ!
ハウスメーカーや工務店のホームページにはよく高断熱・高気密の家を実現できますとありますが…
具体的な数値がないケースが意外と多いです。
- 「UA値」
- 「QA値」
- 「C値」
これらをきちんと数字で示しています
特に、自社の建物の性能値を答えられない営業担当は要注意です。
気密断熱の施工精度が悪いと、冬場に天井や床下からの冷たい空気が間仕切壁内に侵入します。
暖房された室内で壁スイッチやリモコンに手をかざし、気流を感じる場合は要注意です。
気密断熱施工の理解や技術が不足している場合があります。
現場力がない(仮説物が貧弱)
実際にプランが素晴らしくても、家がその通りに完成出来るかはまだ分かりません。
実現できるかの判断は、やはり現場にあります。
その会社の建築中工事現場内部の見学が難しくても、担当者に聞けば進行中現場のだいたいの所在地程度は教えてくれるでしょう。
道路から見た工事現場の外観でも、チェックできるポイントはあります。
バリケードやフェンス等できちんと内外が区画されているかを確認しよう
施工中の安全配慮は職人のためだけではありません。
近隣住民などの第三者が容易に入れるような貧弱な囲いでは、安全管理上問題があります。
子供が勝手に工事現場に入り、仮設足場に上って遊んだり、鉄筋につまづいてケガをしたりといったケースもあります。
第三者に危害を及ぼさないように近隣住宅に配慮されているかをよくチェックしましょう。
住宅の建築コストを下げようとしたときに、真っ先に削られるのは仮設費と安全管理費です。
本当に必要なものに、きちんとコストを掛けられる会社かを判断するひとつの目安にはなるでしょう。
アフターフォローが悪い
家は建てて終わりじゃありません。建ててからの方がずっと長いです。
建築後のアフターフォロー体制がしっかりしているかは重要です。
でも…そうやってアフターフォローってどうやって調べればいいのかな?
- ハウスメーカーや工務店に確認する
- 口コミサイトを活用する
- OBへ生の声を確認する(ハウスメーカーや工務店に紹介してもらう)
- SNSなどで検索してみる
ただし、口コミサイトは否定的な意見が多く出てきますので、過度に気にする必要はありません。
悪いって思った時の口コミは多いけど…良い!って口コミはあまり少ないからね…
具体的なアフターフォローについては以下のことを確認して下さい。
引渡し後の定期点検頻度が少ない
何十年も住み続ける住宅では、定期的な点検が必要です。
引き渡して終わり、では困ります。
定期的に点検を行い、住宅の維持管理のアドバイスを適切にしてくれるかは住宅会社選びの大きなポイントです。
メンテナンス窓口が不明確
引き渡すまでは親切だったが、その後は急に対応が悪くなったという話はよく聞かれます。
これはアフターフォローと営業マンが同じ場合の時が多いよ!
新築住宅を建築することを中心にスケジュールを組んでる営業マンは、アフターフォローに関しては少し対応が悪くなりがちでう。
近年は地震や台風などの自然災害も多くありますし、突発的なメンテナンスは必ず発生します。
専門のメンテナンス担当部署または担当者がおり、直通でメンテナンス依頼ができるかどうかを必ず確認しましょう。
身内(親・親戚)や知人の会社
個人的には、身内や知人への依頼はやめた方がいいと思っています。
どうして身内の会社はダメなの?
何かあった場合に言いにくいからかな!
価格が安かったり、要望が言いやすいなど良い面もあります。
しかし、何か問題があった場合に遠慮しがちです。
言った場合でも、今後の関係が悪くなる…可能性が高いです。
事実、我が家の実家では関係が悪くなった経緯があります…
選んで間違いない住宅会社の特徴は?
選んで間違いのない会社の特徴は?
選んではいけないの逆が選ぶべき会社になるよ!
具体的にこんな会社だったら間違いないよって部分を解説していきます。
気になる場所へタップして移動します
確かな提案力がある会社
やっぱりちゃんと提案できる会社って大事だよ!
提案と言っても、各家庭で家族構成から生活スタイル、予算などが全然違います。
私たち施主の生活や使いやすさに合わせた間取り、性能やコストバランスを提案できるかどうかは重要です。
みんなに同じ提案をしている会社はダメってことだね!
その家族にとってぴったりの間取りや外観デザインなどしっかりとした提案をしてくれる会社がベストです。
優れた技術力がある会社
優れた技術力って少し難しいかも…
そうだね!まずは営業マンに知識があるかどうかがポイントになるよね!
知識があること=家の完成度に変わってきます。
また、しっかりとした技術力はモデルハウス等の建築実例を見てみましょう。
モデルハウスの建物がしっかりとしている場合は、技術力があると言っても過言ではないです
工事現場がきれいに整頓されている会社
会社を決める前に絶対に確認して欲しいことは現場を見ることだよ!
例えば、きれいに整頓されている現場と、材料が雑に置いてある現場を見たら…どっちがいいと思いますか?
勿論、きれいな現場だよ!
- 知らないところでキズが入っている
- 物がなくなってしまっている
- いらないものと勘違いして捨てられる
こういったことが起こりやすいです
逆に整理整頓されている現場はしっかりしていると判断がしやすいです。
品質を支える現場は、きれいに整頓されているかで判断できます
きめ細やかなアフターフォローをしている会社
家は建てて終わりじゃないからね!
家づくりは建てるよりも建ててからの方が遥かに長いです。
そのため、引渡し後の定期点検は非常に大事です。
定期点検がどうなっているかの確認は絶対にした方がいいってことだね!
出来れば、明確なメンテナンス担当窓口があれば、安心してアフターフォローを任せられます。
ハウスメーカー・工務店選びで失敗しないためには?
ハウスメーカーや工務店選びで失敗しない方法ってあるの?
失敗しない方法を具体的に解説していくよ!
複数のハウスメーカーや工務店を比較する
あまりないとは思いますが、1社や2社しか会社を見ていないって状態は避けた方がいいです。
どうして避けた方がいいの?
その価格やサービスが正解なのかの判断が出来ないからだよ!
特に言えるのは…最初はこの会社が良いなと思っていても、間取りプランと見積りを貰うと
他の会社の方が安くて実用性のある間取りの提示がある可能性が有りえるということです。
つまり、カタログやHPだけじゃ分からないことも多いってことです。
可能性を広げるためにも、必ず複数の会社から見積を取るようにしましょう。
複数の会社から見積を取る前に、情報収集を行ってから取ると手間が省けます。
カタログを確認しながら情報収集をしましょう。
カタログ請求は、こちらを参考にして下さい。
現場監督の人数と物件数のバランスをチェック
いくら提案や設計図が優れていても、それを実現できる施工能力がなければ満足の行く家はできません。
そのためには現場監督の管理能力と施工チェックの確かな目が必要になります。
現場監督が、家を建てている過程をどれだけ見るかにかかっているよ!
現場監督がチェックをしっかりしていれば、間違いも少なく済むし、品質も悪いものにはなりにくいです。
信頼できる優秀な職人であったとしても、現場監督によるチェックは必要です。
出来れば、現場監督1人で同時に確認する工事現場は10件以下が望ましいです。
大体、月にどのくらいの案件があって現場監督が何人ぐらいいるのか確認してみましょう。
入居者訪問ができるのであれば絶対にする
どうして入居者訪問ってした方がいいの?
本当の生の声が聞けるからだよ!
入居者への質問は、リアルな話を聞ける可能性が非常に高いです。
また、どうしてこのハウスメーカーや工務店で建てたのか?といった声が聞くことが出来ます。
また、建てた後のアフターメンテナンスのことも聞きやすいです
また、実際に建てた家を見ることは、自分のイメージしている家が出来るかどうかの判断材料になります。
アフターサービスと保証内容の確認
基本的には、どのハウスメーカーや工務店で建てたとしても10年間は保証されます。
しかし、住宅で不具合が出てくる可能性がグンと上がるのは10年を超えてからの方が圧倒的に多いです。
だったら…保証期間が長い方が良いよね!
そうだね!でも保証期間が長いってことは注意が必要だよ!
各住宅会社が独自で行っている保証制度で、30年保証など長期保証がありますが、定期的な有料のメンテナンスを行うことが前提となっています。
つまり、定期的にお金を払っているから保証期間が延びるってことです
保証期間よりも、困った時に助けてくれるかが一番のポイントだよ!
人(営業マン)だけで決めない
建物のことはよくわからないから、人で決めたいって思っている人もいるかもしれませんが…
個人的にはおすすめしないよ!
その理由は…本当に人っていうのは分からないケースが大きいです!
確かに…恋人も付き合ってみたら、おかしかったって人いるしね…
よくある話は、契約前までは熱心だったのに、契約後は人が変わったというケースです
人で判断すべきところも出てくるかもしれませんが、人だけで決めることは失敗につながります。
まとめ:選んで間違いのない住宅会社とやめた方がいい住宅会社の特徴を解説
注文住宅は、あなただけのライフスタイルに合った仕様で建てることが出来ます。
しかし、ハウスメーカーや工務店選びに失敗すると、こんなはずじゃなかった…と後悔することも多いです。
そうならないためにも、やめた方がハウスメーカーや工務店の特徴を理解して検討しましよう。
本日のまとめです。
また、必ず複数のハウスメーカーや工務店から相見積もりを取ってから検討することをおすすめします。
ハウスメーカーや工務店が未だ決まっていない人は、こちらを参考にして下さい。
インスタグラムもやってます。
よかったらフォローして頂けますと幸いです。
インスタグラムはこちら☞
コメント