新築の2年点検は非常に重要だと知っていますか?実は今まで受けた3か月点検や1年点検よりも非常に大事です。
えっそうなの??1年点検と何が違うの??
軽微な内容の保証は2年だからだよ!
そう、簡単な保証期間は一般的に2年で終わるケースがほとんどです。
だからこそ、この2年点検前に自分で事前にチェックをしておきたいです。
2年点検の前に自分でチェックしておいた方がいい場所はどこなの?
そこで、本記事では建築業界に15年以上携わっている私が、新築一戸建ての2年点検のについて詳しく解説します。
- 2年点検前に事前に自分でチェックした方が良い場所
- 2年点検にかかる時間について
この記事を最後まで読んで、しっかりと2年点検前に自分で出来ることをチェックしておきましょう。
2年点検前に自分でやること
2年点検前にまずは何をすればいいの?
やった方がいいことを解説するよ!
気になる場所へタップして移動できます。
保証書の確認を行う
一番最初にして欲しいことは保証書の確認です。
すぐに見るかる場所にあるかな?
少し探さないと見つからないかも…
確認をして貰えるとわかりますが、2年間という項目が多いはずです。
10年と書かれているものも多くありますが、それは人が住む上で本当に大事な部分だけです。
住む上で問題はないけど、気になる項目は2年が多いです…
キズ、見える部分のクロスの浮きや割れ、隙間などは住む上では問題ありませんが、気になる場所です。
こういった現象は必ずどの家でも発生しますし、こういった保証は基本2年までで設定している工務店・ハウスメーカーがほとんどです。
仮に、2年過ぎてからクロスの補修や張り替えを行う場合はお金が掛かります。
だからこそ、2年点検の時に指摘する事が一番だよ!
事前に自分でチェックできる場所をチェックする
実は、ハウスメーカーや工務店がチェックする場所は、本当に大事な部分を主にチェックします。
大事な部分って??
構造的な部分だったり水漏れがないかとか…本当に大事な部分だよ!
- 水廻りのキッチン・トイレ・洗面・風呂から水漏れがないか
- エコキュートは正常に動いているか
- 普段目に見えない床下部分の状態の確認
- 構造的な部分や雨漏りがないか
確かに本当に大事ですが、こういった部分は自分たちでチェックをすることは正直難しいことです。
しかし、基本的には住んで生活しているのは自分です。
自分が生活していて困っていることは上げていきましょう。
床下点検口や天井点検口がある部屋を整理整頓しておく
2年点検の時は、点検口を開けて確認します。
だからね、少しは片付けて行いと…恥をかくよ(笑)
確かに…そうだよね…
絶対に綺麗にしなければいけないわけではありません。
しかし、整理しておかなければ点検に時間がかかる可能性もあります。
スムーズに終わらせるためにも整理整頓をしておいた方が無難です。
当日は洗濯物などを干した状態などにしない方がいいです。(気まずいかも…)
2年点検で注意した方がいいこと
2年点検に関して注意した方がいいことってあるの?
注意点に関して解説するよ!
気になる場所へタップして移動できます。
基準は必ず自分(家族)で話をする
基準は必ず自分で話をしましょう。
例えば、室内の引き戸が少し重たいなどの場合、人によってはそう思わないかもしれません。
例えば…工務店側は問題ないと思っていても、家族には問題がある思うケースです。
しかし、あくまでも住んでいるには自分(家族)です。
家族にとって、どう思うかを重要とするようにしましょう。
床下をチェックする前は事前に準備する
床下をチェックする場合は、事前に必要なものを揃えておきましょう。
床下をチェックするのは実際には大変です。
ハウスメーカーや工務店と建築中に何か問題があり信用できない場合以外はしなくてもいいかもしれません。
床下を点検する場合はホコリまみれになります。また移動も大変です。
- キャスター付きの台車
- 懐中電灯
- 雨カッパ
台車に上に乗って移動するとスムーズです。
しかも雨カッパ(100均でも可)があれば、ホコリまみれになっても簡単に落とせます。
ハウスメーカーや工務店と私たちは見る場所が違う
実は、2年点検のときに見る場所は決まっています。
各会社によってチェックする場所が決まっているよ!
基本的に、クロスのひび割れや床の音鳴りなどはチェックしません。
それならどうするの??
実は、申告するケースが多いです。気になる場所はありませんか?と。
そのため、事前チェックが本当に大事です。
見落としを避けるためにも、自分の目で納得するまでチェックを行う事は必要です。
2年点検前に自分でチェックした方が良い場所
自分でチェックした方が良い場所を教えて!
自分でチェックできる場所を紹介するよ!
建物の中
建物の中から解説していくよ!
サッシ関係
開け閉め動作、鍵が施錠、ガラスのヒビや割れ、
シャッター・雨戸の開け閉め動作、網戸の開け閉め動作、網戸の破れ
室内扉
扉の開け閉め動作、トイレ、洗面の鍵の施錠、ソフトクローズの正常な作動、
丁番とドアの隙間やビスの緩み、床戸当りの作動
床
床鳴り、大きなキズ、床面の傾き、フローリングとフローリングの隙間、
壁面とフローリングの隙間、フローリングの反り、巾木との隙間
壁、天井
クロスのはがれ、クロスの割れ、クロスとクロスのジョイント
収納棚やハンガーパイプ
収納棚やパイプの変形、がたつき、ビスのゆるみ、可動棚のレールのビスの緩み
電気関係
全てのスイッチで照明の点灯確認、リモコン取付への不備(きちんと固定されているか)、コンセントの確認
キッチン・カップボード
全ての収納引き出しの開け閉め動作、耐震ラッチの有無、扉の開け閉め動作、
昇降式棚の動作、水、お湯が出るか、シンク下部の排水管の割れや変形、
排水音の異音、レンジフードの動作、換気時の換気扇の音の異常
トイレ
換気扇の動き、異音、便座の割れ、便器の割れ、排水音の異音、排水管の漏水、
ペーパーホルダーの取り付け、タオル掛けの取り付け、手洗い器の動作
浴室
排水口への流れ、タオル掛けのがたつき、手すりのがたつき、物干し金物のがたつき、
小物棚のがたつき、排水速度・排水音の異音、換気扇の動作、浴室換気乾燥機の動作
玄関
開け閉め動作の確認、扉と枠の隙間、気密パッキンの有無、鍵の施錠、戸当りの位置、
ドアチェッククの動作、土間タイルの傾き、浮き、はがれ、割れ、タイル目地のひび割れ、
上がり框の割れ、目地のひび割れ、靴を置く棚板のがたつき、傘掛け金具等の設置状況
床下(点検口の中もしくは床下収納庫の下)
室内側の基礎(コンクリート)のひび割れ・破損・コンクリートから鉄筋の露出の有無、
ジャンカ(コンクリート部分に砂利が浮き出ている部分)の発生、
鋼製束のボンド固定状況(浮いていないか、動かないかの確認)、
基礎パッキンの正常な施工、床下断熱材の設置状況(基礎断熱含む)、
シロアリの発生の有無、給排水の配管の固定状況や損傷の有無(水漏れがないかの確認)
屋根裏
木部のひどいひび割れ、軽量鉄骨の劣化・さび、金物の固定状況・さび、
屋根裏の断熱材の設置状況、シロアリの発生の有無
建物の外部
基礎
ひび割れ、ジャンカ、鉄筋の露出
外壁
ひび割れ、サイディングの割れ・隙間・浮き、シーリングの切れ・割れ
屋根
ひび割れ、腐食、サビ、反り、破風板の塗装落ち、破風板のシーリングの切れ・割れ
軒天
ひび割れ、浮き、剥がれ、水漏れ後の有無
雨樋
破損・ひび割れ、樋のぐらつき、つまり
バルコニー
防水層の破断、排水溝の勾配、排水口のつまり、手すりのぐらつき、物干し金物のぐらつき・作動
玄関ポーチ
タイルの割れ・浮き・はがれ、照明の点灯、インターホンの動作
完璧に事前チェックを行うのであれば、上記の内容を全てチェックしたいところです。
2年点検にかかる時間は?
2年点検で掛かる時間ってどのくらいなの?
ハウスメーカーや工務店によって時間は変わるかなー
実は、ハウスメーカーや工務店によっては、簡単に直せそうな場合はその場で直すこともあります。
そのため、一概にどのくらいとは言えません。
我が家の場合は、90分程度と言われてましたが、120分(2時間)程度でした。
点検時に建具やサッシの調整、クロスの隙間の補修などを行って貰いました。
2年点検に関するよくある質問
2年点検に関するよくある質問についてまとめました。
まとめ:2年点検のチェック項目と2年点検の重要性と掛かる時間
この記事を読んでくれた人は、2年点検が重要だと分かってくれましたね。
絶対に自分で事前に点検を行って当日を迎えるようにして下さい。
では本日のまとめです。
自分で事前に点検を行う事で、工務店やハウスメーカーが見逃してしまうかもしれない可能性を防ぐ事が出来ます。
我が家では実際に床下を事前にチェックしたことで、補修して貰いました。
最後まで読んで頂き有難う御座います。
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