ファミリークローゼットを作りたい!でも作ったらいらなかったと後悔するかな?
いらなかったって後悔したくない!!でもどうすればいいのかな?と悩んでいませんか?
うん。みんなファミクロが良いっていってるけど、そもそもいるのかな?
いらない人にとっては後悔につながるからね!
多くの人があってよかったと言っても、それが実際に自分に当てはまるかどうかは、しっかりと検証しないと分かりません。
そこで本記事では、建築業界に15年以上携わっている私が、ファミリークローゼットをいらなかったと後悔しないために押さえておくべきポイントについて詳しく解説します。
ぜひ最後まで読んで、ファミリークローゼットを検討してください。
ファミリークローゼットっている?いらない?
ファミリークローゼットってそもそもどんなもの?便利?
あるとないのは大違いだからね!ファミリークローゼットについて解説していくよ!
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ファミリークローゼットはこんなに便利
クローゼットといえば各個室に備え付けられているものが一般的ですが、
ファミリークローゼットとはその名の通り家族みんなで使う共用のクローゼットのことです。
- 中に入って使うウォークインタイプ
- 通り抜けが出来るウォークスルータイプ
家族全員の衣類をひとまとめにしまって置ける収納スペース
家事動線や家族の生活動線に合わせて配置を考えれば、暮らしの中の「ひと手間」をなくすことができます。
どんな人にファミリークローゼットはおすすめ?
どんな人におすすめ?
ずばり忙しい奥様におすすめ!
洗濯等の家事動線をスマートにしてくれるファミリークローゼットは、忙しい奥様にはおすすめです。
小さな子供がいる家庭では子供の着替えのサポートができたり、共用の部分を片付けるルールを教えたりすることができて便利です。
- 1人で家事をこなしている家庭
- 小さな子供がいる家庭
全ての家庭におすすめですが、この2つに当てはまる家庭は特におすすめ!
ファミリークローゼットのメリットは?
ファミリークローゼットのメリットが知りたい!
メリットを解説していくよ!
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家事が時短になる
ファミリークローゼットは家事動線を考えて配置することで日々の家事を時短できます。
毎日の家事で動線が長い家事のひとつが洗濯です。
取り込んで畳んだものを各部屋の収納へ運ぶのはとても大変だからね!
ファミリークローゼットをランドリールーム・サンルームに併設する
- 「洗う・干す・収納する」の工程をそこだけで完結できて家事動線を大幅に短くできる
生活動線をスマートにできる
ファミリークローゼットは家事だけではなく日々の生活も便利にできます。
- 外出時:1階で朝ごはんを食べる→2階の自室に戻って着替える→出発
- 帰宅時:帰宅→2階の自室で着替える→1階に戻って夕食の準備…などなど
こういった往復の手間がなくなります。
だけど、1階にファミリークローゼットがあれば便利になるよ!
1階のファミリークローゼットに衣服をまとめておくことで、
着替えのためにいちいち自分の部屋まで戻る手間がなくなり生活動線がスマートになります。
ほかの部屋をキレイに保ちやすくなる
自分の部屋まで戻るのが面倒でとりあえずリビングに置く、といった経験はありませんか?
結構あるな…
毎日着ているアウターや制服はどうしても「明日も着るしなあ」と思って
リビングに置いてしまいがちです。そうすると…
リビングが散らかってしまったり、食事のにおいが衣服についてしまったりする原因になる
ファミリークローゼットがあると帰宅時すぐに着替える動線が生まれます。
リビングが散らかることの防止につながるよ!
ファミリークローゼットのデメリットは?
ファミリークローゼットのデメリットってあるの?
デメリットも解説していくよ!
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ある程度の広さが必要
ファミリークローゼットは家族全員分の衣服を収納するため、
収納というよりかは「部屋」くらいの広さを確保することになります。
ファミリークローゼットのせいで、リビング等他の部屋が狭くなってしまう可能性がある
他の部屋が狭くなったら…使いにくいって場合もあるから注意が必要だよ!
子供が成長したら使わなくなる可能性がある
子供が小さな頃は着替えにサポートもできて便利なファミリークローゼットですが、
思春期以降の子供が嫌がって使わなくなる可能性があります。
思春期の時は確かに一緒ってわけにはいかないかな…
着替え中に他の家族が入ってくることもあるため、女の子は特に嫌がるかもしれません。
小さい時は便利だけど、大きくなると使わなくなる可能性は高いよね!
湿気やにおいがこもることがある
ファミリークローゼットには帰宅してすぐ収納できる分、
湿気やにおいを含んだままの衣服が密集します。
十分な換気対策を行っていないとジメジメした空間になってしまう可能性があります。
換気扇や窓など、しっかりと計画することで対策が可能
メリット | デメリット |
---|---|
家事が楽になる 生活動線をスマートに出来る 他の部屋をきれいに保ちやすくなる | 家事が楽になる 生活動線をスマートに出来る 他の部屋をきれいに保ちやすくなる |
ファミリークローゼットの広さはどれくらい?
ファミリークローゼットってどのくらい広さが必要なの?
家族構成によって変わるけど、解説していくよ!
ファミリークローゼットに必要な広さは家族構成や用途によって違ってきます。
どのくらいの広さが使いやすいのか考える時の目安をお伝えします。
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広さの目安
広さってどのくらい必要なの?
一般的には3帖以上は欲しいって言われているね!
中に入って着替えをしない一般的なクローゼットの奥行は60cmで、
ファミリークローゼットの場合はそこに着替えるスペースや家族がすれ違える幅が必要です。
そうすると最低でも60cmと通路幅90cmで1.5mの奥行になります。
長さ方向がどれくらい必要かどうかは、今使っているクローゼットの幅を測って確認しよう!
家族のクローゼットの幅の合計が大まかなハンガーパイプの必要長さになります。
そこからジャケット等の丈の短いもの(ハンガーパイプを二段にできるもの)の量や、
子供服の量を考えて調整しましょう。
設置場所・用途別の必要な広さ
リビングの近くに設置して主に衣服の収納だけに使う場合は、
単純に家族全員の服が収納できるスペースと着替えるスペースが必要です。
ただし、設置場所や用途によって必要な広さは違ってきます。
例えば水回りの近くに設置した場合にはタオルや部屋着も収納できるスペースが必要ですが、
さらに大きなスペースが必要になるかというとそんなこともありません。
- コート等の外出着は別のところへ収納したほうが使い勝手がいい
使い勝手をよくすることで、面積も小さく出来るよね!
玄関近くに設置した場合は、コートやバッグ等を収納するのがメインの使い方になり2畳程度の広さで足りることもあります。
ファミリークローゼットでいらなかったとならないために失敗例の確認!
ファミリークローゼットって失敗しない方法ってある?
逆に失敗事例をしることで失敗を減らせるよ!
ファミリークローゼットで失敗しないためには、どんな失敗があるのか知っておくことが大切です。
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失敗談を見て設計士に心配なこととして伝えておくと良いですよ。
リビング等の生活空間が狭くなってしまった
ファミリークローゼットは1階に設置するのが一般的です。
1階というとリビングやキッチン等家族の生活空間が集中する場所でもあります。
ファミリークローゼットにこだわりすぎた結果そういった生活空間が狭くなり、全体で見たときにバランスが悪いお家になってしまうことも…。
確かに、ファミリークローゼットのせいでリビングが狭くなるのはイヤかも…
間取りに余裕がない場合は用途を絞って計画しましょう。
ファミリークローゼットが狭すぎた・広すぎた
狭すぎた・広すぎたは大きな失敗に繋がるよ!
衣服の量は生活とともに変化していくためとても難しいところですが、
設計士と相談しながら最適な広さを見つけましょう。
ファミリークローゼットをいらなかったと後悔しないためのポイント
ファミリークローゼットを成功させるためには、
使い方や将来のことを考えて計画することが大切です。
どんなことに気を付ければ使い勝手のいいファミリークローゼットになるの?という方のために、
ポイントをいくつか紹介します。
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着替えはどこでするのか考えておく
個室にあるクローゼットの場合は、どこで着替える?
服を取り出してそのまま部屋の中で着替えるかな…
しかしリビング等に面したファミリークローゼットではどうでしょうか?
リビングで着替えるわけにもいきませんし、一般的な広さのファミリークローゼットでは家族全員が中で着替えることはできません。
特に朝など混み合う時間の着替え待ちはストレスになりがち…。
ウォークスルータイプにして真ん中をカーテンで仕切れるようにしておくなど、
それぞれの着替える場所が確保できるようにしましょう。
湿気問題の対策として窓や換気扇を設置する
ファミリークローゼットは空気がこもりがちになってしまうため、湿気対策として窓や換気扇の設置を検討しましょう。
窓の | メリット窓の | デメリット
---|---|
電気代が掛からない 電気を使わなくても使える(昼間) | 日焼けする可能性がある 窓があるために収納家具が置けないかも… |
換気扇の | メリット換気扇の | デメリット
---|---|
結露を気にする必要がない 服の日焼けを気にする必要がない | 電気代が掛かる(多少) |
個人的には換気扇の方をおすすめするよ!
窓の場合、風の向きなどで完全に換気が出来るとは言いにくいですが、
換気扇の場合は機械で空気の入れ替えを行うことが出来ます。
子供が成長した時に着替える場所を別に確保できるようにする
子供が思春期になると…ファミリークローゼットで着替えってしなくなる可能性あるよ!
そういったときに子供の部屋に収納が無いと、
収納家具を新たに用意しなければならなくなったり部屋が散らかる原因になったりします。
将来を考えて子供の部屋にはクローゼットを設置しておく等、ファミリークローゼットとは別に着替える場所を確保できるようにしましょう。
ファミリークローゼットのおすすめ間取り3選
ファミリークローゼットでおすすめの間取りってあるの?
おすすめの間取りを解説していくよ!
人気の間取りの例を紹介します。
玄関に併設
玄関のシューズクロークや土間収納とつなげて外出時・帰宅時の動線を便利にする間取りです。
収納するものはコート等の外出着やバッグ・子供の習い事の荷物等です。
外出時は朝食をとったあと玄関でコートを着て外出でき、
帰宅時にはリビングに入る前にコートを掛けることができます。
花粉やほこりをリビングに持ち込まないのも嬉しいポイントだよ!
リビングに併設
リビングに併設すると朝は1階に降りてきてそのまま着替えができ、
帰宅時も一旦自室に戻ることなく部屋着に着替えられます。
リビングにバッグや上着の仮置きをする必要がないため、整理整頓された状態を保ちやすくなる
水まわりに併設
洗濯は「洗う→干す→畳む→収納する」という、工程がとても多い家事です。
- 洗う(ランドリールーム)
- 干す(ベランダ・サンルーム)
- 畳む(ランドリールーム・リビング)
- 収納(家族それぞれの収納)
これら全て移動しなければならない
特に2階のそれぞれの部屋へ収納しに行くのは大変だな…
ファミリークローゼットをランドリールームに併設すると、それぞれの部屋へ収納しに行く一番の手間を省くことができます。
まとめ:ファミリークローゼットがいらなかったと後悔したないために
今回は人気の間取り「ファミリークローゼット」を紹介しました。
使い方も配置も人それぞれでいろんな使い方ができるファミリークローゼットは、
上手に取り入れられれば家事も家族の生活もとても便利になります。
では本日のまとめです。
他にも人気の間取りについてこちらで解説しています。
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