リビング階段は、住宅で最近よく見かけるようになった人気の間取りの1つです。
おしゃれだから、自分の家もリビング階段にしたい!と思っている人も多いです。という方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際にリビング階段にして後悔した!失敗した!と感じている人がいいることも事実です。
失敗や後悔はしたくないなぁ…
事前に押さえておくべきポイントをしっかりと把握すれば大丈夫!
そこで本記事では、建築業界に15年以上携わっている私が、リビング階段を失敗しないための対策やおすすめの間取りについて詳しく解説します。
- リビング階段の失敗・後悔例とその対策
- リビング階段の魅力(メリット)
- リビング階段のおすすめの間取り
この記事を最後まで確認して、最高におしゃれなリビング階段にしましょう。
リビング階段でよくある後悔・失敗例
リビング階段の後悔や失敗例を教えて欲しい!
後悔や失敗例を紹介するよ!
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寒い・冷房効率が下がる
リビングは冷暖房の効果が下がります。
やっぱり冬はリビングが寒いかな?
暖まりにくくはなるよ!
これは、温かい空気は軽くて上に上がる性質があるため、リビングで暖房を付けても暖かい空気は階段を通って2階に上がってしまいます。
そのため、リビングの温度がなかなか上がらず、暖房効率も悪いため電気代も高くなります。
うるさい・においが気になる
リビング階段を通じて1階・2階は繋がっているため、どうしても音が響きやすくなります。
やっぱりうるさいかな…
うん…音は聞こえてくるよ!
リビングの音が子供部屋や寝室などへ響いてきたり、逆のパターンもあります。
そして、においも伝わりやすいです。
注意したいのは、焼肉や鍋などをした時です。
子供部屋や寝室などのドアが開いたままだとにおいが着いてしまうなんてこともあります。
上り口の位置を失敗するとプライバシーの確保が難しくなる
リビング階段は、お客さんが来た時に少し気まずいかもしれません。
- 来客時に子供が帰ってきたとき
- 子供が友達を連れてきたとき
リビングを必ず通るため、落ち着かないと感じるかもしれません。
なんとなくだけど、リビングでゆっくりした姿を見せられないよね…
対策:リビング階段の位置を出入口の近くにする
子どもの友だちなどで少し気になるのであれば、階段の位置を扉をあけてすぐの場所に持ってくるとそこまで気にならないです。
確かに、それなら一瞬かも(笑)
顔を合わせる時間も短いよね!
場所は、リビングなので家族同士でコミュニケーションは取れつつプライバシーの確保もできます。
子供が怪我をする可能性がある
子供が小さいうちは、リビングで過ごすことが多くなります。
子供の部屋で過ごすのは本当にずいぶん先の話だよ!
はいはい歩きとかの赤ちゃんは確かに怖いかも!
はいはいや歩き始めぐらいだと、少し目を離したときにリビング階段に登ることもあるかもしれません。
この時足を踏み外したり滑ったりして転倒・落下の危険性があります。
また、デザイン性を重視したスケルトン階段を採用した場合、手すりや階段の隙間から落ちるリスクもあります。
場所をとる
階段をリビングに設けるということは、間取りによってはLDKが狭くなる場合があります。
階段の予定によっては、デッドスペースになるかも!
例えば、スケルトン階段の場合は階段下がデッドスペースなりやすいです。
デッドスペースになるってことは、場所を取るってことだよね!
場所を取るってことは、収納部分などの確保が難しいというデメリットがあります。
リビング階段でよくある後悔・失敗の対策
リビング階段の寒いって後悔の対策はあるの?
寒い対策について解説するよ!
階段にロールスクリーンや扉をつける
対策としては、冷暖房効果を上げることです。
実際にはどうすればいいの?
1階と2階が分かれていれば問題ないよ!
つまり、リビング階段で1階と2階が繋がっている場合は、階段の入り口にロールスクリーンや扉を設置します。
そうすることで、リビングで温めた空気が2階へ奪われなくなります。
これだけで暖房効率がぐっと変わるよ!
全館空調やシーリングファンを採用する
でも…オープン階段だと扉とか付けれないんじゃない?
そういった場合は2つ対策があるよ!
扉やローリングスクリーンを取り付けるのが難しい場合は、全館空調やシーリングファンの採用をおすすめします。
全館空調とは、冷暖房によって家中を一定温度に保つ仕組みのことです。これにより、各部屋ごとの温度差がなくなります。
また、リビング階段は吹き抜けと一緒ではありませんか?
うん!吹抜けと一緒だよ!
そんな時はシーリングファンをつけるといいよ!
暖かい空気は上へあがって行きますが、シーリングファンを天井へつけると温かい空気をまた下の方へ循環してくれて温めてくれます。
全館空調でなおかつシーリングファンがあればより冷暖房効率がアップします。
階段の前にドアをつける
リビング階段の前に扉をつけることで、においが上へ伝わらないようにできます。
冷暖房効率を上げる対策と同じだね!
やっぱり1階と2階を分けることがポイントだよ!
- 2階のドアを防音性の高いものにする
- 廊下側に収納を作って音が届きにくくする
こういった対策もあります。
珪藻土やエコカラットを採用する
珪藻土やエコカラットには、湿気やにおいを除去してくれる効果があります。
珪藻土やエコカラットはおしゃれだから人気もあるよ!
- LDK
- 階段の壁(左右)
- 2階ホールの壁
また、においが少しでも2階に上がらないようにするなら、階段をキッチンからできる限り離した間取りもおすすめです。
リビング階段の位置を出入口の近くにする
子どもの友だちなどで少し気になるのであれば、階段の位置を扉をあけてすぐの場所に持ってくるとそこまで気にならないです。
確かに、それなら一瞬かも(笑)
顔を合わせる時間も短いよね!
場所は、リビングなので家族同士でコミュニケーションは取れつつプライバシーの確保もできます。
ベビーゲートや滑り止めを設置する
リビング階段を採用する場合、子供が怪我しないように対策を施すようにしましょう。
- リビングの入り口にベビーゲートを設け勝手に登れないようにする
- 踏板に滑り止めをつける
- スケルトン階段なら落下防止のネット・強化ガラス・ポリカーボネートを設置する
小さい子供がいる家庭は、しっかりと対策をすることで安全に生活できます。
階段下を有効活用する
リビング階段を採用するなら、階段下を有効活用しましょう。
例えば階段下を収納スペースにしたり、カウンターを取り付けて書斎コーナーにしたりなど、さまざまな使い方ができます。
- カウンターを設置しスタディースペースにする
- ヌックスペースにする
- 収納スペースにする
デッドスペースになりやすい階段したも工夫次第で有効に活用が可能です。
リビング階段の魅力 (メリット)
リビング階段の魅力って何?
リビング階段の魅力について解説すよ!
気になる場所にタップして移動します
家族のコミュニケーションが増える
リビングを必ず通って2階へ上がる間取りにすれば、家族がいつ帰ってきたのかが分かります。
リビングを通らないと2階に行けないからね!
ただいまって絶対に言って2階に上がらせることが出来るってことね!
行ってきます!おかえりなさい!といった言葉を交わしやすくなり、家族でコミュニケーションがとりやすくなります。
空間に広がりを感じやすい
リビングに階段を取り付けると、階段の空間がリビングと一体化するため、空間の広がりを感じやすくなります。
階段部分の種類によっては、本当に広がりが増すよ!
広い家はやっぱり憧れるよね!
また、吹き抜けも設ければ、より開放感が出て実際の床面積よりも広いLDKを感じることができます。
リビングが明るくなる
階段上の窓を取り付ければ、窓からの明かりがリビングに伝わってより明るいLDKになります。
明るいリビングって良いよね!
横から入るより上から入ってくる光は明るくなるよ!
こちらも吹き抜けがあれば、日中は照明がなくても明るいLDKにすることができます。
階段を省略して床面積を節約できる
リビングに階段を設けることで、廊下と階段の面積を省略できます。
その分、廊下の面積を節約出来るよ!
節約した分、他の部屋を広くすることも出来るよね!
細かいことですが、こういった部分で床面積を有効活用は非常に大事です。
2階へ上がる動線が効率良くなる
リビングに階段を設けることで、2階からリビングへ行く動線が短くなります。
そのため、忙しい朝の身支度や家事で効率良く動けます。
また、リビング階段の周りに水回りを設ければ、洗濯物を2階のバルコニーへ干しに行く際にもスムーズに移動可能です。
リビング階段のある間取りを考えるときのポイント
リビング階段を考える時のポイントを教えて!
考えるべきポイントを解説するよ!
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階段の種類や場所、階段下の活用方法を考える
リビング階段にする場合は、リビング階段の種類や設置場所、階段下の活用方法について考えましょう。
これは本当に大事なポイントだよ!
冷暖房効率や子供の落下防止、プライバシーの確保も考えてリビング階段の設置場所を考えます。
- オープン階段(スケルトン階段など)
- 箱型階段(階段下が壁になっているタイプ)
- らせん階段
自分がイメージする階段がどのタイプになるか確認してみましょう。
階段下はデッドスペースになりやすい場所ですが、収納を取り付けたり書斎コーナーにしたりすることで有効活用できます。
間取りを検討する段階からどうするか決めておきましょう。
生活動線を考える
階段はやっぱりおしゃれにしたいな!
おしゃれだけじゃなく、生活がしやすいかも大事だよ!
おしゃれも大事ですが、1階と2階への移動する大事な部分でもあります。
家事がしやすい位置や、安全性を大事をするなど何を大事にするかを含めて考える必要があります。
設計士に考えてもらった間取りから、実際に自分が住んでみた時のシミュレーションが大切です。
においや音などリビングへの影響を考える
リビング階段は、においや音の影響を考えておく必要があります。
リビング階段とキッチンが近いとにおいが伝わりやすいよ!
また、リビングのテレビが階段に近いと音が2階に上がりやすくなるでしょう。
音やにおいは目に見えないから…難しいよね…
音やにおいを抑えたい場合は、階段の出入り口に扉やロールスクリーンを設置したプランを提案してもらいましょう。
実際に建てた人の話を聞く
リビング階段のある家を建てた人なら、実際の生活で感じたリアルな体験談を聞くことができます。
リアルな声は本当に大事だよ!
実際に住んでみて良かった点や不便さなど、生活する人のリアルな感想は、これからマイホームを建てる人にとって貴重な情報となります。
リビング階段と相性の良い間取り
リビング階段と相性のいい間取りってあるの?
相性が良い間取りを解説するよ!
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吹き抜けとの相性抜群
リビング階段にするなら吹き抜けとセットが良いよ!
リビング階段は、LDKの空間に広がりを感じられるという魅力があり、さらに吹き抜けと組み合わせることでより開放感のあるLDKを演出できます。
リビングはやっぱり開放的な空間にしたいよね!
空間が広く感じられるだけでなく、吹き抜けに窓を設ければ日差しが入って明るいリビングにもなります。
スケルトン階段にする
スケルトン階段は、見た目がスタイリッシュなのでLDKのアクセントにもなります。
おしゃれな階段と言えば、スケルトン階段だよ!
色や手すりの形状など、LDKのテイストによって選択できるためデザインはとても豊富です。
また、スケルトン階段の下はデッドスペースになりやすいですが、テレビボードを設置するなどして有効活用すると良いでしょう。
家事効率を考えたリビング階段
リビングと相性がいい間取りにするためには、家事動線がスムーズな間取りが一番です。
具体的にはどんな間取り?
1回から2階へスムーズに移動できる位置だね!
当たり前の話ですが、階段は1階と2階をつなぐ役割を持っています。
そのため、スムーズに移動できる場所は押さえておく必要があります。
1また、水回りの近くに設置することで、洗濯などの家事を効率良く進められるようになります。(2階に干す場合など)
リビング階段は設置場所によって、普段の家事を少しでも楽にする間取りを考えることができます。
こんな人はリビング階段がおすすめ
どんな人がリビング階段がおすすめなの?
おすすめな人を紹介するよ!
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家族とのコミュニケーションをしっかり取りたい方
リビング階段の最大の魅力は、家族とコミュニケーションが取りやすい点です。
だから、コミュニケーションが大事って思っている人にピッタリ!
リビングを通って2階へ上がる生活動線になるため、家族の気配が感じやすくなります。
そのため、外出時や帰宅時に挨拶も交わしやすくなります。
子供が大きくなって自分の部屋で過ごす時間が増えても、家族の気配を感じやすくなります。
家族としっかりとコミュニケーションを取って生活したい方にとって、リビング階段はぴったりです。
LDKのアクセントとして階段をおしゃれに取り入れたい方
リビング階段は、LDKのアクセントとして取り入れることができます。
特にスケルトン階段はおしゃれだよね!
おしゃれにしたいなら本当におすすめ!
手すりや階段の踏み板の素材を工夫したり、スケルトン階段にしたりなど、リビング階段はさまざまなデザインを検討できます。
階段をアクセントにすることでこだわりのLDKにすることが出来ます。
まとめ :リビング階段は後悔する?失敗例と対策も一緒に解説
リビング階段の後悔・失敗例、魅力、間取りの考え方やおすすめの人について紹介しました。
リビング階段は、好みが別れやすい間取りですが、実際のところは魅力に溢れています。
間取りの段階から、リビング階段の位置や動線について検討し、実際に住み始めてから失敗・後悔しない家を考えましょう。
では、本日のまとめです。
他にも、人気の間取りについてはこちらで解説しています。
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