後悔する?やめたほうがいい?スキップフロアの本当のところはどうなの?

人気の間取りんぼ一つでもあるスキップフロアですが、やめたほうがいいって本当なの?といった疑問がありませんか?

あゆ

うん…やめたほうがいいって聞いたけど本当なの?

合う人はいいけど、合わない人もいるのは事実だよ!

デザイン性が高く、空間を有効活用できるスキップフロアは、合う人にはやってよかった!と満足している人も多いです。

しかしそれでも、後悔した!と思っている人も多いので、どっちなの?と迷ってしまいますよね。

そこで、本記事では建築業界に15年以上携わっている私が、スキップフロアの後悔例とやめたほうがいい人の特徴を詳しく解説します。

ぜひ最後まで読んで、スキップフロアが自分に合っているか確認して下さい。

目次

 

この記事の筆者 あゆ‐ゆた

住宅や病院などの施設関係の建設業(大工工事全般)に携わる経歴を持つ。現在は、住宅や欠かせない建材メーカーに勤務。エクステリア商材の扱いも有。年間で600軒以上の図面を見て積算も行う。インスタグラムも運営中(フォロワー数3.1万人)家を建てる方へ、業界人しか知らない情報等を発信中。詳しいプロフィールはこちら

スキップフロアの後悔例

あゆ

みんなどういったことでスキップフロアを後悔しているの?

スキップフロアの後悔例を紹介するよ!

スキップフロアの後悔例
  • 家具の配置が難しい
  • 子どもの階段の上り下りが心配になる
  • 清掃がしにくい
  • 暖房・冷房の効率が悪い
  • 音がうるさい
  • 匂いが広がる
  • プライバシー確保がしにくい
  • 建築コストが思ったよりかかった
  • 窓の位置が微妙で気になる
  • うまく使いこなせない
  • 他の部屋が狭くなった

スキップフロアの住宅はユニークで魅力的ですが、日常生活においていくつかの問題点が生じることがあります。

以下では、そのようなスキップフロア特有の悩みや後悔例について説明します。

家具の配置が難しい

スキップフロア設計では、平坦な床面積が少なく、段差や斜面が多いため、家具の配置が難しくなります。

ソファやテーブル、ベッドなど、通常の家具は平面的なスペースを前提に設計されているため、スキップフロアの住宅ではうまくフィットしないことがあります。

さらに、家具を配置する際には、空間の流れを考えたり、段差による視線の遮断を意識したりと、設計段階で想定しなかった課題が浮上することも。

結果的に、理想とするインテリアデザインを実現することが困難になる場面も出てきます。

子どもの階段の上り下りが心配になる

スキップフロアでは、家の中に多くの段差が生まれます。

特に小さな子供がいる家庭では、これらの段差が転倒や怪我の原因になることが心配されます。

子供が遊ぶことを考慮し、段差のある部分に滑り止めや手すりを設置するなどの対策は取れますが、常に監視する必要があり、親のストレスにもなりかねません。

また、子供だけでなく高齢者にとっても同様のリスクがあり、家族構成の変化によっては、将来的に住みにくくなる可能性も考慮する必要があります。

清掃がしにくい

段差や斜面が多いスキップフロアでは、掃除機の移動が困難になるため、清掃作業が手間になります。

特に、お掃除ロボットを使用するにも限界があり、階段や段差部分は手作業で行う必要が出てきます。

加えて、隅々まで掃除するためには家具の移動も必要になり、その都度大きな労力を要することになりかねません。

このような理由から、日々の掃除が大変になり、清潔な状態を保つことが難しくなることもあるでしょう。

暖房・冷房の効率が悪い

スキップフロアの住宅では、空調の効率が悪くなることが指摘されています。

空間が繋がっているため、冷暖房の効果が部屋全体に均等に広がらず、特定の場所が寒すぎたり暑すぎたりすることがあります。

これに対処するためには、全館空調システムの導入や、高気密高断熱仕様への改修など、追加の投資が必要になることがあります。

音がうるさい

スキップフロアの住宅は、開放的な空間が魅力の一つですが、その反面、音が響きやすいという問題があります。

リビングからの会話やテレビの音、階段を使う足音など、家族の活動音が階層を超えて伝わりやすくなります。

これによって、家族間での音の問題が生じ、プライバシーの確保が難しくなることもあるでしょう。

プライバシー確保がしにくい

スキップフロアの開放感は、プライバシーの確保を難しくする一因にもなります。

視線が通りやすい構造や、音が響きやすい特性は、家族間での距離感を調整する際に障壁となることがあります。

個々の活動に合わせた空間の利用や、静かな環境の確保に工夫が求められるでしょう。

建築コストが思ったよりかかった

多くの人がスキップフロアを計画する際、その魅力に気を取られがちですが、実際に実行に移すと思いの外、建築コストが高くつくことがあります。

通常のフラットな床構造に比べ、スキップフロアでは、構造的な強度を確保するために追加の柱や梁が必要になり、その分、材料費や工事費が増加します。

また、特別な構造に対応するための設計費用も高くなりがちです。

これらのコスト増加は、建築プロジェクトの予算を圧迫し、計画段階で見積もっていた費用を大きく上回ることになりかねません。

匂いが広がる

スキップフロアの設計では、空間が開放的になりがちで、その結果、匂いが家全体に広がりやすくなります

。例えば、キッチンの匂いがリビングや寝室まで届きやすくなることがあります。

これは、異なるレベルにある空間同士が直接つながっているため、空気の流れが活発になるためです。

特に、料理の匂いやペットの匂いが気になる家庭では、この点が大きな問題となることがあります。

窓の位置が微妙で気になる

スキップフロアの家では、窓の位置が通常の家とは異なる場合が多く、これが意図しない景観や採光の問題を引き起こす場合があります。

例えば、隣家との距離が近い場合、スキップフロアによって窓が予想外の高さに設置され、プライバシーの問題が発生することがあります。

また、窓の位置が最適でないために、部屋の中が思ったより暗くなるといった問題も報告されています。

うまく使いこなせない

スキップフロアの魅力の一つは、空間の多様性を生み出すことですが、日常生活の中でこれをうまく活用できない場合があります。

例えば、異なるレベルにあるフロアの間の移動が不便だったり、特定のスペースが使いづらかったりします。

また、家具の配置が難しかったり、空間の活用方法に迷ったりするなど、生活の中で実際に使いこなすことが難しいと感じるユーザーもいます。

他の部屋が狭くなった

スキップフロアを取り入れることで、空間のダイナミズムは得られますが、その反面、部屋同士の面積を確保することが難しくなる場合があります。

特に、限られた土地の面積の中での設計では、一部のフロアをスキップすることで、他の部屋が狭くなってしまうことがあります。

これは、スキップフロアの設計に必要な空間を確保するために、他の部屋を犠牲にしなければならない場合があるためです。

スキップフロアをやめたほうがいい(後悔しやすい)人の特徴

あゆ

スキップフロアをやめたほうがい人の特徴を教えて!

やめたほうがいい人の特徴を解説するよ!

スキップフロアをやめたほうがいい(後悔しやすい)人の特徴
  • 階段の上り下りがきつい人
  • 小さなお子さんがいる家庭
  • 高齢者のいる家庭
  • 掃除や家事を効率よく行いたい人
  • 来客が多い家庭

気になる場所へタップして移動できます。

階段の上り下りがきつい人

スキップフロアの家は、階段の上り下りが日常的に求められます。

そのため、足腰に不安がある人や、階段の上り下り自体が困難な人にとっては、非効率的で生活にストレスを感じる原因になります。

また、体調が優れない日でも、家の中での移動を減らせないため、家での安静が必要な時にも不便を強いられます。

このような状況が日常的に予想される場合は、スキップフロアの設計を避けた方が、生活の質を保つことができるでしょう。

小さなお子さんがいる家庭

小さなお子さんを持つ家庭では、スキップフロアはリスクを伴う可能性があります。

階段は落下事故のリスクを高め、特に手すりを握ることができない幼児にとっては非常に危険です。

さらに、スキップフロアは階段の数が多く、家の中での子どもの移動を頻繁に要します。

これは、親が常に子どもの動きを監視する必要があることを意味し、家事など他の作業中に子どもが目に見える範囲外に移動すると、事故のリスクが高まります。

このため、小さな子どもがいる家庭では、平屋や通常の階数の家を選ぶ方が、子どもの安全と親の精神的な安心を確保できる選択となりえます。

高齢者のいる家庭

高齢者がいる家庭でスキップフロアを採用する場合、特に注意が必要です。

階段の多いスキップフロアの家に住むと、日常生活での転倒リスクが高まることが予想されます。

高齢者が快適に過ごしやすい環境を考えた場合、バリアフリーの設計が施された住まいが適しており、スキップフロアは避けるべきオプションの一つとなるでしょう。

掃除や家事を効率よく行いたい人

掃除や家事を効率よく行いたい方にとって、スキップフロアは理想的な選択とは言えません。

階段が多いことは、掃除機を持っての上り下りが頻繁に必要となり、労力が増大します。

さらに、スキップフロアでは、家具の配置や収納スペースの设计が通常の家と異なるため、家事のしやすさを考慮したレイアウトが難しくなることもあります。

これによって、日常の家事にかかる時間や労力が増えることが予想され、効率的な家事を心掛ける方々にとって、スキップフロアの家は適さない可能性が高いです。

来客が多い家庭

頻繁に来客がある家庭では、スキップフロアの設計が生活を不便にする場合があります。

特に、トイレやリビングなど、来客が利用する可能性のある空間が複数のフロアに分散していると、ゲストが家の中で迷ってしまうことがあります。

来客のための快適な空間を提供することを重視する場合、よりアクセスしやすく、分かりやすい間取りの家が適していると言えます。

まとめ:スキップフロアが向いていない人はやめたほうがいい!

本記事ではスキップフロアはやめたほうがいいのかについて詳しく解説しました。

スキップフロアはメリットは大きいですが、合わない人には合わないです。

そのため、自分はやめたほうがいい人の特徴に当てはまるかどうかを確認して採用を検討して下さい。

それでは、本日のまとめです。

スキップフロアが向いていない人はやめたほうがいい!
  1. スキップフロアは後悔している人も多い!
  2. 人の後悔を見て自分に当てはまるか確認しよう!
  3. 掃除が得意じゃない人は不向きかも!
  4. 小さい子どもや高齢者がいる家庭は要注意!い
ルンバは使えないのが痛い!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

他にも、新築一戸建ての人気の間取りも一緒に解説しています。よかったら参考にして下さい。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • a-yu-yu-ta様

    こんにちは。
    いきなりのご連絡で失礼いたします。

    私はインターネットでの経営サポートをしているインターロジックの松井と申します。
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    • コメント頂き有難う御座います。
      返信が遅くなり申し訳ありません。早速、メール送らせて頂きますので
      宜しくお願い致します。

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